🎐 潯珩亂筆 156 - ✨場のズレ

今思い出すと、少し顔が赤くなるようなことを二つしてしまったことがある。

一つ目はまだ harmless な話だ。

私はアイルランド人の同僚に、寿司のテイクアウトについてくる小さな魚型の醤油入れを丸ごと一袋プレゼントしたことがある。数個ではなく、一年間会社のランチで集めたもの全部だ。彼が袋を開けた瞬間、私たちは笑いが止まらなかった。若い頃のいたずらというのは、どこか純粋だ。誰かを傷つけるためではなく、ただその馬鹿らしさが面白かった。

二つ目は、あまり harmless とは言えない。

中国へ旅行したとき、車の後ろに取り付けるネオン表示の装置を買った。ハンドルのところにリモコンを置いて、後ろのガラスにいろいろな絵や文字を表示できる。私はそれを見たとき「最高にクールだ」と思い、クリスマスプレゼントとして彼に渡した。彼もとても喜んでいた。

年が明けた後、彼がこんなことを話してくれた。

車を運転しているとき、警察に止められてしまったらしい。罰金は四百ドル以上。

理由は、その装置で後ろの車に向かって中指のマークを表示していたからだった。

その話を聞いた瞬間、少しだけ申し訳ない気持ちになった。

私にとっては創意工夫だった。
彼にとっては違法行為だった。

そこで気づいた。

場というものは共通ではない。同じ冗談や遊びが、どこでも許されるわけではない。

私たちはわざと間違えるわけではない。ただ、面白さを先に見て、ルールを見るのが後になることが多い。

場の感覚が自然に強い人もいる。でも私はそうではない。場違いな場所で火をつけたり、規則の外で少し馬鹿なことをしてしまうことがよくある。

けれど、それも必ずしも悪いことではないのかもしれない。

ただ一つ思い出させてくれる。

創造には環境への感覚が必要だということを。 そして自由にも、境界が必要だということを。



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