🎐 潯珩亂筆 106 - ✨溜め込む癖

気づいたら、ほとんどの人が「溜め込み癖」を持っている。

同じ場所に三日以上いると、物は静かに増殖し始める。 机の上の紙、バッグの中のケーブル、部屋の隅に置かれた「とりあえず」の袋。

頭の中では、いつも同じ言い訳が繰り返される。 「いつか使うかもしれない。」「予備として取っておこう。」「今捨てるのはもったいない。」 でも不思議なことに本当に必要なとき、それは必ず見つからない。

家中を探し回り、結局もう一度お金を払って買い直す。そして、必要でもなんでもない日に限って、それは幽霊のようにひょっこり現れる。

今の時代は「断捨離」が流行っている。私も毎年、象徴的にいくつか物を手放して、「人生を整理している気分」になる。

でも本当に難しいのは、捨てることじゃない。使う勇気を持つことだと気づいた。

「そのうちの場面」のために取っておいた服を着ること。「いつか」のために大切にしてきた物を、今使うこと。

私たちはよく、溜め込むことを「未来への準備」と言い換える。でも実際は、ただ今の自分を信じきれていないだけかもしれない。

今いらないなら、未来の自分に任せればいい。 その頃には、好みも、暮らし方も、きっと変わっている。

溜め込みは、欠乏からではなく、「今」に対する不安から生まれることが多い。

今必要ないものを手放す勇気は、未来を信じるための、やさしい行為なのかもしれない。



—— 潯珩亂筆 | XC Scribbles · 壹佰零陸 CVI 📦

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