🌿 ガチョウ、ガチョウ、ガチョウ——すべてはタイミングの話

私の中で、
ガチョウはずっと優しい動物ではなかった。

子どもの頃、
人を追いかけてくるガチョウを見たことがある。
鳴きながら突進してきて、
まるで自分を恐竜だと思っているみたいだった。

後で知ったのは、
ガチョウの目には、
物がとても小さく見えるということ。
だから彼らにとって、
怖いものはほとんど存在しない。

エネルギーは強く、
存在感も強烈。

一方で中医学では、
ガチョウは「大発之物」とされ、
体が弱い時には避けるべき食材だと言われる。

私は一方の話だけでは納得できない。
調べれば調べるほど、
「補う」と「発する」が同時に出てきて混乱した。

でも、気づいた。
これは矛盾ではない。
タイミングの話だ。

ガチョウはただ、そこにある。
説明書もなく、
善悪のラベルもない。

体が整っていれば、
それは滋養になる。
無理をしている時に触れれば、
負担になる。

物事はいつもそう。
正しいか間違いかではなく、
今の自分がそれを受け止められるかどうか。

徳を積みたい時は、
手放せばいい。
補いたい時は、
まず自分の状態を知ること。

食の知恵は、
大きな教えではない。
自然とどう付き合うかを
静かに教えてくれるだけだ。

自然は怒らない。
ただ、そこに在り続ける。

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