🎐 潯珩亂筆 020 - ✨森林型の学び手

最近、ひとつ面白いことに気づいた。  新しいことを学ぶたびに、  「懐かしさ」と「未知」を同時に感じる。

始まりは驚くほどスムーズで、  まるで昔から知っている友人に会ったみたい。  でも奥へ進むほど、  急に難しくなって、  ブラックホールを覗き込むような感覚になる。

昔の私は、  三日坊主の学び方だった。  少し触って、試して、  面白ければそれで十分。

でも今は違う。

人生がある段階に差し掛かると、  ふと気づく。  自分はもう、深い場所に入れる、と。

技術が上がったからではない。  心が前より安定したからだ。

そして深く入って初めてわかる。  —— どんな分野も、恐ろしいほど深い。

学べば学ぶほど、自分が小さく感じる。  理解すればするほど、  知らない世界が広がっていく。

面白いのは、  今の私は前に進むだけじゃないこと。  ときどき立ち止まって、  昔のスキルを拾い直す。

まるで森の中の木に、  一本ずつ水をやるように。  枯れないように、忘れないように。

「そんなに色々やると、エネルギーが散るよ」  と言う人もいる。

でも私は、  一本の木にしがみつくタイプじゃない。  私は森を持っている。

ひとつひとつの技術が、  私の森の中の一本の木。  高い木もあれば、細い木もある。  曲がった木も、野生の木もある。

それら全部が合わさって、  今の私がいる。

どこに行っても、  少しは立っていられるこの感覚は、  誇りじゃない。

自由だ。



—— 潯珩亂筆 | XC Scribbles · 貳拾 XX 🌲

‹ 🎐 潯珩亂筆 021 - ✨私たちは歯を治しているのか、それとも「基準」を直しているのか

🎐 潯珩亂筆 019 - ✨音楽が教えてくれた「正直さ」 ›

YouTube
X
Threads
Instagram
YouTube
X
Threads
Instagram
http://sss.com