🎐 潯珩亂筆 011 - ✨AI時代における迷いの正体

AI時代になって、多くの仕事がなくなるのではないか——  年配の人たちはよくそう聞いてくる。  そして、置き換えられた人たちはどうなるのか、と。

私は長年IT関連の仕事をしてきたが、  AIの登場は「奪うもの」よりも、「簡単にするもの」が多いと感じている。  工程が簡略化され、人はこれまで触れられなかった分野に時間と意識を向けられるようになった。

特に内向的なプログラマーにとっては、  言語や対話の壁を越えるきっかけとなり、  新たなレベルへ進む可能性もある。

ロボットがまだ満足に歩けない過渡期において、  AIがすぐに肉体労働を置き換えるとは思えない。  むしろ、人の気配や温度を伴った細やかなカスタマーサービスこそ、  より価値あるものとして残っていくだろう。

AIは模倣できる。  見た目を似せることはできる。

しかし、本質を見る人には分かる。  AIは優れていても、その根源は「空」に近い。

今のAIは与えられた方向を実行する存在であり、  個の署名ではなく、集合意識に近い。

だからこそ、  自分だけのスタイルを持つ限り、  人には代替できない領域が残る。

私たちが3次元世界に降りてきた理由も、  集合の流れから少し外れ、  自分だけの挿話を生きるためなのだろう。

最終的な問いは、  誰が誰を置き換えるかではない。  「私は誰になるのか」だ。

そしてまた、哲学の原点に戻る。  ——私は誰か。

多くを経験し、理解を深めていくと、  技術は本質ではないと分かる。

人類の終着点では、  かつて憧れた能力はすでに標準装備になっている。  ただ、それを使わない選択をして生まれてきただけだ。

だからこそ、  この人生はより不思議で、意味を帯びる。

この世界に来たすべての存在は「創作者」であり、  差を生むのは意識だ。

混沌から、名付けへ、二元性へ、  そしてさらに細かな分化へ。  真と偽、善と悪を、  異なる視点から感じ取っていく。

見抜いても、語り尽くさなくていい。

電子レンジで温めた食べ物は、  表面は同じでも内部構造は違う。  水も、生水と沸かした水では構造が異なり、  その後に受け止められる力も変わる。

痛みは、形を変えた昇華の入口なのかもしれない。

AIは外形を複製できる。  だが「意図」は複製できない。  「魂の周波数」も。

そこに、人間同士の本当の差は広がっていく。




—— 潯珩亂筆 | XC Scribbles · 拾壹 XI 🔥

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